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リフォームQ&A

結露・カビ対策に関する質問
このQ&Aは(社)北海道建築士会青年委員会道央ブロック協議会のメンバーが、実際の事例を持ち寄り、編集した小冊子[トイレで読むリフォームQ&A]の中から比較的多い問題を抜粋したものです。
これから贈・改築やリフォームをお考えの方、あるいは現在のお住まいに関して悩みをお持ちの方に、少しでもお役に立てれば幸いに存じます。

ここに掲載する事例にない質問をお持ちの方や、もう少しこの問題について詳しく知りたいといった方は、メールをいただければ、回答を返信いたします(☆もちろん無料です☆)。ご利用をお待ちしております。

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内装改修等に関する質問
健康・バリアフリー等に関する質問
業者選定・見積等についての質問
建物の構造に関する質問
積雪対策についての質問
窓・ガラス関連についての質問
法規的な問題についての質問
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外壁・屋根等に関する質問
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断熱・気密等に関する質問
防音対策等に関する質問
設備等に関する質問
オール電化についての質問
その他の質問

項 目 質 問 (Q) 回   答   (A)
結露・カビ対策に関する質問

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住宅での結露防止方法を教えてください。 水分の発生を少なくして湿度を下げる事が必要ですが、それだけでは結露の発生をおさえられません。
結露防止の方法をいくつかご紹介いたします。
(1)換気のポイント
水蒸気が発生している時には窓を開けたり換気扇を回したりして換気をはかり、水蒸気が結露となる前に外へ排出します。
室内に付いている換気口(レジスター)は、なるべく開けておくようにします。また定期的に各部屋の窓を開けて換気しましょう。
炊事や入浴のあとに発生した水蒸気をそのままにして夜に暖房を止めると、朝方室温が下がり家具の裏側や押入の中で結露しやすくなります。寝る前に5分間程度の換気を心がけてください。
(2)家具の置き方
外部に面した壁ではなく内部の間仕切り壁側に置きます。壁から10p程度離し、さらにすのこを敷いて下を開けると効果が上がります。その場合地震対策として上部を壁や天井で固定することをお薦めします。
(3)窓ガラス
窓ガラスは結露しても被害の少ない箇所ですが、そのままにしておくと窓の下に水分がたまり柱や土台までにも浸透し、腐食の原因となる事もあります。結露水はすぐに拭き取るようにしましょう。
アルミサッシの場合は、結露水を排出するために下のレールに穴が開いています。ここにゴミやほこりが溜まらないように掃除をしましょう。
押入の内部結露を防止する方法は何がありますか? 結露の原因として色々な要因がありますが、その中の一つに滞留空気(動かない空気)があります。最近の住宅では、結露対策が進んできていますが、少し前までの住宅の押入は密閉された空間でした。リフォームする際は、押入等にも手を掛け改善をはかってください。
ここに押入の結露防止方法をいくつかご紹介します。
(1)襖戸にガラリ、スリット等を取り付ける。
(2)押入の背面に、すのこ状のサンを取り付けて空気の流れが中棚・枕棚によって遮られることが無いようにする。
(3)中棚・枕棚の床板に有孔ベニヤ(穴の開いているベニヤ)を敷く。
(4)荷物・布団等の置き方ににも十分注意して、空気の溜まり場ができないよう注意してください。
例えば・・・・・
壁と布団の間に隙間を開ける。
布団が汗で湿気を含んだ状態の場合は、乾燥させてからしまう。
クロス張りの壁にカビが発生して困っています。原因と対策を教えてください。 (1)カビの発生しやすい部屋や場所について。
最も多いのは、浴室など水蒸気を発生する部屋や、押入など空気の流れが少なく温度の低下しやすい部分です。最近は気密かが進んでいる住宅で、北側の暖房をしていない部屋にカビが発生する例が増えています。
(2)カビの発生原因
おもに表面結露が原因となっている場合が多く、目に見える結露ばかりではなく表面が少し湿る程度の結露でもカビは発生します。
最近の新築住宅では、建築・設備の面からカビが発生する環境を作らないことが先ず求められますが、既存の住宅で現実にカビが発生した場合には、防カビ処理が必要となります。カビの種類によって防カビ剤の効果が異なるので、できれば専門業者に依頼したほうが確実です。
(3)防カビ処理について
クロス張りの場合、カビがどこまで進行しているかによって処理が異なります。
表面だけに発生している場合はクロスを張り替え、表面を薬剤処理します。最近では防カビ処理されたクロスもあります。
しかし、下地の石膏ボードの中まで進行していれば、下地を取り替えることが必要です。
(4)カビの発生を防ぐために
薬剤による防カビ処理は、効果が永久的でないため室内環境の改善を同時に行うことをお薦めします。
生活上の対応としては、先ず建物全体の部分的な温度むらを極力少なくすることと、適正な換気をすること、またむやみに室内の湿度を高めないことです。
次に建築上の対策として、建物全体の断熱改修を行い、壁の表面温度を高める工夫をします。できればセントラルヒーティングや床暖房を導入し、環境改善をはかることが望ましいのですが、改修費用が大きくなります。
何故、結露するのですか?考えられる原因は何がありますか? (1) 何故、結露するのか それは空気が水分をふくんでいるからです。空気の温度によって空気が持てる水分量が変わります。温度が下がるほど空気が持てる水分量は少なくなります。暖房等で暖められた空気は温度が低いところに流れると、持ちきれなくなった水分が結露となって発生します。(例えば、冷たい水の入ったコップの回りに付く水滴が結露です。)家具の後ろ等は、空気が対流しづらく結露が発生しやすいです。
(2) 水分の発生が考えられる原因 浴室 浴室は結露における一番大きな水分の発生源です。 入浴中に一番、水蒸気が発生します。入浴後は出来るだけ早く水を抜くようにし 抜かない場合はしっかりと蓋をする。 換気扇は天井の水滴が無くなるまで回す必要があります。 台所 換気扇の役目は煙や匂いの排出だけではありません。炊事中にはたくさんの水分が発生しますのでしっかり換気扇を回して下さい。また、食器を洗うとき にもお湯を使用すると大量に水蒸気が発生します。 植木 水をあげないと枯れてしまいますが、植木が全ての水を完全に飲み込んでいる 訳ではありません。余った水は蒸発し別の所で結露しています。 洗濯物 室内乾燥機は大量に水分が発生します。乾く前は洗濯物が重いのに乾くと軽くな ります、軽くなった分水蒸気となって他の場所で結露しています。 洗濯乾燥機 大量の水分を短時間のうちに室内に放出しています。 ポータブル石油ストーブ 燃えるときに水分を出します。石油を消費した同じ量の水分を発生させています。人体からも水分が発生しています。
* その他、室内には色々な所から水分が発生しています。自分で出来る範囲や 家族の協力で、極力、水分の発生をおさえるよう努力することが大切です。 結露を出すだけだしてから換気しても遅いのです。
内装改修等に関する質問

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自分で部屋のクロス(壁紙)の張替を出来ないでしょうか? ご自分でクロスの張替をすることは出来ます。しかし張替技術がある程度熟練していないと仕上がりがきれいに出来ません。作業を楽しみながら頑張てみようと思われている方へクロスの張りかたをご説明致します。
(1) 必要な材料と工具をご説明致します。 クロス 幅が90pの物が主流で、色柄は異なります。ホームセンター等で購入できます。 店によってはクロスのみの販売はしていなので事前に問い合わせた方が良いでしょう。 張替るクロスは厚手で凹凸の多いものが仕上むらが目立たなくて良いと思います。 クロス用の糊は、ホームセンター等では少量単位で販売しています。 最近では糊付きのクロスも販売されています。 工具 カッター、なで刷毛、糊刷毛、地へら、糊を入れる容器、定規、スポンジ、 バケツ、ドライバー、スケール、脚立、等が必要です。 パテ下地に穴が開いていたり、凹凸がある所を平滑にするために使用します。 * クロスの必要量は張替る所の壁の大きさ測って、購入店に云えば、 必要数を計算して教えてくれると思います。
(2) 作業手順についてご説明いたします。 壁、天井に付いている照明、スイッチカバー等をはずします。 次ぎに現在の壁紙を剥がします、裏紙が残りますが、そのままで結構です。下地に穴があったり、凹凸があればパテで平滑にします。パテが乾いてから、クロスに糊を付けて柄合わせしながら貼ります。クロスの ジョイント部分は左右重ね合わせてからカッターで切ります。壁とクロスの間に気泡が残らないように、なで刷毛で貼っていきます。余分な 所に付いた糊はきれいに水拭きします。外した機器を元に戻します。 * まずは、部分的な張替や壁面積の少ないトイレ、洗面所等から張替を楽しんで みては…。 本格的な張替は、専門業者に依頼したほうが宜しいかと思われます。
マンションの北側に位置している4.5畳 の部屋の窓下の壁紙がはがれます。市販の壁紙用の糊で時々修理をしていますが、また 剥がれてしまいます。良い修理方法がありますか? 壁紙が剥がれる原因は、壁面の結露が原因です。何度修理をしても壁紙が剥がれてくるのは、下地の石膏ボードが湿っているからです。下地が濡れたままでは、糊は完全に付きません。専門業者に相談  して石膏ボードを取り替える事になりますが、その時に専門業者に断熱材の状態や結露についても調査してもらう必要があります。それらが原因と考えられるケースが多いようです。同じ事を繰り返さないよう専門業者に相談してみてください。
壁紙が汚れてきたので張替をしようと思っています。壁紙の選択のポイントを 教えて下さい。 壁紙を張替たいとの事なので、まずはどんな種類があるかご説明しましょう。
(1) ビニールクロス……色柄が豊富、水拭きができる。薄手のものは地の凹凸、色違いが表面にでる張替には不向き。反射シポ柄・メタリック調なども下地の凹凸が表面に出やすい。深エンボス、厚手物は接着しにくく、折り曲げ部分の施工ににも注意が必要。
(2) 紙クロス……張替には向かない、施工が難しい。
(3) 布クロス……ビニールクロスと比べて高級感がある。価格は商品、施工ともビニールクロスよりも高い(2倍以上)ほつれが出やすい。水、汚れに弱い。
*色柄選びのポイント・・・・・・一般的には壁より天井の方を明るい 色にすると部屋が明るく広く感じます。洗面所、トイレ等は冒険的な色使いをして楽しめる空間です。見本の小さなサンプルよりも、実際に張った方が、明るく鮮やかさが強調され ます。
新築してから数年がたち、和室の柱や長押が汚れてきました。きれいにしたいのですが クリーニングの方法を教えて下さい。 古くなってきた柱や長押をきれいにするのには、従来は水酸化ナトリウムで洗う方法でしたが手が荒れるし、専門家でなければ無理でした。しかし現在は家庭用の白木用漂白クリーナーがあるので、これを使ってきれいにすることができます。白木用漂白クリーナーの使い方・・・・・・ぬるま湯に入れ、雑巾をしぼって柱や長押の手垢や汚れを 落とします。漂白クリーナーは洗剤と粉剤がセットになっているので、取扱 説明書の通り混合します混合液を付属の刷毛で柱や長押に塗ってから付属の ブラシでこすります。その後かたく絞った雑巾で拭き取ります。15分くらいしてから同じ事を数回繰り返します。白木にしみ込んだ漂白剤が作用しますので作業後より水分が乾燥した翌日のほうがきれいになります。
きれいになった柱や長押を汚れないようにするために白木用水性塗料を塗って おくと良いでしょう。この塗料は白木の汚れや日焼けから守る効果あります。ワックスのように光らず、白木そのままの感じの仕上がりになります。 (屋外では使えません) * 白木用クリーナーは、柱や長押だけでなく塗装されていない白木の家具や床、 廊下、障子の桟にも効果があります。
健康・バリアフリー等に関する質問

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アトピー性皮膚炎にかかり、医者の診断で「化学物質過敏症」と言われました。 リフォームを考えていますが「シックハウス症候群」についての説明と対策を教えて 下さい。 「化学物質過敏症」とは化学物質が人体を刺激して様々な症状をおこすことです。アトピー性皮膚炎も一つの症状です軽い症状でも目がチカチカしたり頭痛、鼻水、咳や喘息の症状が現れます。起因として言われているのが化学物質や微生物アレルゲン汚染、そして省エネルギー対策で高気密化された住宅建設に伴い発生したシックハウス症候群が最近話題になりました。   新築やリフォームなどで建材や接着剤から揮発するホルムアルデヒドやキシレン、トルエン等の揮発性有機化合物(VOC)等、室内空気の換気不良による汚染が考えられます。化学物質による気道の粘膜や皮膚への刺激また、ダニ、カビ、花粉などのアレルギーの増強作用の影響が原因と言われています。人が使用している化学物質は8万にも及びすべてが有害とは言えませんが建物関連だけではなく大気、水、食品にも含まれています。建物関連で言えば塗料に含まれるトルエン、キシレン、合板や接着剤からのホルムアルデヒド、壁紙からの可塑剤、防かび剤、カーテンからの防虫剤、防炎剤、木材からの防虫剤、防腐剤や芳香剤などがあります。治療と対策として次の方法が有効です。
(1) 特に新築時は積極的な換気が肝心です。2〜3ヶ月は暖房換気を徹底し、化学物質を気化させることで一定の予防が可能です。住まいした状態でのリフォームの際は特に注意が 必要です。
(2) リフォームでは最後の段階で施工されるカーペット等の内装剤を早くから手配し VOCを少しでも放散させるようにする。防虫処理した土台や床下は床下換気扇を 設置し、化学物質が残留しないようにする。
(3) 建具や建材・合板もF1相当の物を使用し、高価ですがムク材の製品を自然塗料で 仕上げる。接着剤も天然系やノンホルマリン等の安全なものを使用する。
(4) 床仕上げはムク材のフローリングやナチュラルコルクなどの自然素材を使用する。 壁や天井仕上も天然木や珪藻土、布や紙の壁紙などの調湿性のある素材を使用する。
*珪藻土とは植物性プランクトンが堆積した土で、ミクロの穴がたくさんあり調湿性や断熱保温性、吸音遮音性、耐火性の優れた機能を持っています。床下の調湿材・タイル・塗り壁材として使用されます。塗り壁としては珪藻土を主原料に白セメントや火山灰を混合し自然の土で着色し、セルローズやつのまた糊、アクリル系樹脂などを結合材としてコテやローラーで塗ります。これは日本伝統的壁仕上げの土壁の一種です。
バリアフリーて何ですか?具体的にどのようになことをいうのですか? 現在住んでいる住宅でも簡単に出来るのでしょうか?リフォームをする際、将来のこと を考慮し、出来る限りバリアフリー仕様にしておきたいと思います。どこをどの様に したらよいのでしょうか。 簡単に言うと、バリア(さまざな障壁)をフリー(排除)にして、人に優しい社会、環境づくりがバリアフリーと言えます。バリアフリーは、体が不自由な人だけのためではなく、みんなのためにもあるものです。高齢化が急速に進むなかで私たちみんなが一生のある時期を体のどこかに障害をもって生きることになるので、いまのうちから住宅や街、環境、制度、情報、意識など様々な面でのバリアフリーを実現していかなくてはなりません。リフォームのバリアフリーについては、子供からお年寄り、体の不自由な人や介護する人にとって、障壁となるものをできる限り排除し、住みやすい住宅にすることが最大の目的です。 それでは各部位ごとのバリアフリーの関する留意点をご説明いたします。
(1) 玄関 ドア・・・引き戸の踏み込み部分を出来るだけ低くし、段差をなくす。上がり框は 5〜10p程度にしておくと、将来スロープにする際、勾配が緩くて使いやすい。
(2) 廊下・・・将来、車椅子や介護が必要になったり手摺を設置する際に内々寸法で90p以上 あれば対応しやすい。
(3) 床・・・各部屋の戸口下、敷居の段差をなくす。
(4) 壁・・・将来、手摺を必要とする場所(玄関、廊下、便所、階段等)に、あらかじめ 下地だけでも入れておく。
(5) 便所・・・出来る限り広いスペースを確保しておく。幅は内々寸法で1m10p以上ほしい 床は濡れても滑らない物を選び水洗いが出来るように排水口を設けておく。
(6) 浴室・・・将来、改装が難しい場所であるためはじめから手摺を付けておくと良いでしょう 床は滑りにくい材質を選ぶとよいでしょう。
(7) 階段・・・床材には滑りにくい物を選び、上り下りしやすいように緩やかな勾配にする。 壁には手摺を設置出来るように、あらかじめ下地を入れておく。
(8) 建具・・・ドアノブをレバーハンドルにする。
(9) 照明スイッチ・・・大きめなスイッチにする。
業者選定・見積等についての質問

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良い改修業者を見分けるには? とび込みでいきなり訪問し「キャンペーン価格」や「モニター価格」等の唄い文句で営業する業者には、付帯工事などで価格を調整している場合もあります。すぐに契約せず、何社か見積をとってみるのも判断の目安となるでしょう。一番安全なのは、その建物を建てた業者に依頼する方法でしょう抽象的ではありますが、知人や近所の評判も参考にして下さい。また、設計事務所に依頼する 方法もあります。見積のチェックと業者の選定もしてくれるので安心できる方法の一つです。(設計料は改修内容によって異なります)業者選定についてはアフターメンテナンスをしっかりしてくれる事が一番の 安心です、金額だけで判断せず、疑問や不安に思うことは業者にしっかり確認し 見積書と契約書には必ず目を通した上で契約して下さい。
図面や見積書って細かいし、面倒だし、よく分からないんだけど・・・。 リフォームや改修工事でもある程度の規模になると、図面や見積書が大事になってきます。よく分からないことは、よく説明を受けて、理解してから工事を始めましょう。契約書も交わした方がいいでしょう。トラブルを防ぐ大事な要因です。ある程度、建築雑誌などで勉強してから、業者との交渉にのぞむのが賢明です。リフォーム工事の場合、工事の条件が各戸により異なるため、一般に坪当たり ◯万円とか1u当たり○万円という工事総額の目安はありません。それだけに 見積書などによって工事の内容を把握することが重要です。見積書の各工事の 項目で一式工事が多い場合は、その金額の内訳を業者に確認することが必要です。 一式工事は見積書から工事内容が判らないため、数社から見積をとった場合に 比較が難しい事や追加工事があった場合のトラブルが起こりがちです。 多少面倒でも契約前に業者と見積書の内訳を読み合わせして工事内容と使用材料 について十分に把握することがトラブルを未然に防ぐことに繋がるでしょう。 また、見積書だけでは理解できない場合は、必要最低限度の図面(平面図、仕様書 展開図、パース)の提出を業者にお願いするのがよいと思います。
リフォーム工事でもアフターメンテナンスはあるのでしょうか? リフォーム工事の場合においてもアフターメンテナンスは重要ですので、してもらうべきです。一般的に良心的な業者であれば定期的な、アフターメンテナンスを行っています。また、契約時または引渡時に業者にアフターメンテナンスについて質問し書面などで確認するのも一案です。アフターメンテナンスの有無の確認はもちろんですがメンテナンスが有償なのか無償なのか。また各部位の保証期間は何年なのかなどを確認しておくとトラブルを回避出来ると思います。リフォーム工事でも初期不良や経年劣化は起こりがちです。我慢や泣き寝入りすることなく施工業者にアフターメンテナンスを要求するべきでしょう。
建物の構造に関する質問

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私の家は、プレファブメーカーで建てた木造住宅なのですが、増改築をしたいと思い 近くの業者さんに相談したところ「プレファブで既存の壁を壊すと責任が持てない」 と言われ増改築を断られてしまいました。プレファブ住宅は増改築できないのですか? おそらく貴方の家は、「工業化認定住宅」であるかと思われます。「工業化認定住宅」と言うのはいわゆるプレファブメーカーなどが、その建築工法独自の構造計算結果に基づいて安全な建物であることが認定された住宅で「間仕切壁も含めて建物全体の構造を認定」した住宅のことです一般的な構造計算と違ってそのやり方が公表されることはありませんので他の業者にはわかりません。増改築をした以上施工業者は責任を持たなくてはなりませんのできちんとした工事をする業者であるほどプレファブ住宅には手を付けたくないのが本当のところです。では、プレファブ住宅は増改築出来ないのかというと、ある程度の制約は、ありますが絶対出来ないという訳ではありません。まず、増築可能な敷地はどのくらいあるでしょうか。ある程度余裕があるようでしたら既存の壁はあまりいじらず、窓などの開口部のある位置に増築する方向で考えてみて下さい。既存部分を改築するする場合は、既存の壁は基本的に残すように考えるべきでしょう。尚、ドアや引き戸の部分を取り外してオープンにするのは構いませんどうしても既存の壁を大幅に無くしたい時は、新築したメーカーに相談してみて下さい。
木造住宅で間仕切りを変更したいのですが、どんな事に注意すると良いでしょうか? 建物は積雪重量や建物自体の部材重量、設備機器類、家具、人等の重量を合わせると1u当たり500s以上の重さがあります。その荷重が一ヶ所に集中しているような建物は基礎の不動沈下が生じたり、骨組みが崩壊してしまいますので重みが分散して梁→柱→基礎へと、「うまく流れて逃げていく」様な構造の仕組みになってなければなりません。間仕切りの位置をかえるために、今まであった柱を撤去する場合がありますが梁からの荷重を伝える大事な柱を簡単に取り除くには、大がかかりな補強工事と多大な費用がかかります。構造的に重要な柱は、残しておいて仕上げる方法を考えましょう。また、壁は地震力などの水平力に対抗するためのもので、特に筋かいの入っている耐力壁は、建物全体の安全を保つための重要な部分です。近年の改築の要望事項としては「間仕切りを外して、大きな部屋にしたい」「居間をもっとオープンな空間にしたい」というような傾向があります。実際に、依頼主の希望通りの工事を安易に請け負う業者がいますが、建物の耐久性を失って、結果、あちらこちらに支障が出てきてしまっては何の為の改修工事だったのか判らなくなります。また、そのような工事を請け負う業者が、その後のカシに対する責任を負ってくれるとも限りません。やはり、信頼できる建築士あるいは専門業者に相談して、慎重な改築計画を建てる事が大事です。
マンションのリフォームで注意することはありますか? 分譲マンションの場合、建物全体は居住者全員の共有財産であるために、共用部分をリフォームする時には、住人の2/3以上の合意が必要になります。個々の住人の判断でリフォーム出来る範囲は、専用部分だけですので、住戸内部だけとなりますが、コンクリートに穴をあけることは勿論、配水管の位置や給排気用の開口部などは自由に位置を変えることは出来ません。また、上下階 や隣の住人への音の配慮は必要でしょう。よく問題になるのが、バルコニーや専用の庭です。専用の庭に家庭菜園を作ったり、駐車スペースに使用している場合です。バルコニーや専用庭は、居住者だけが使えるので専用部分と思われがちですが実際は分譲マンションであっても共有部分です。「居住者が専用に使える部分」というだけであって、財産上の専用部分ではないので、勝手に使用目的を変えたりリフォームしてはいけません。賃貸マンションの場合には公団公社のマンションも含めて「リフォームはオーナーの承諾が必要(軽微な物を含めて)」「退居時には現状に戻す」が大原則です。
平屋の既存住宅に2階を増築したいのですが、可能でしょうか? 平屋建てを2階建てに増築する場合(立体増築)は既存の住宅の基礎、地盤、柱や梁などが2階を増築した際に増加する荷重に耐える事ができるかを検討する事が重要です。また木造住宅の場合、通し柱がとれなかったり既存の1階の部分にも地震などの水平力を負担する筋交いの補強や増設が必要になることがあります。やみくもな立体増築は絶対に避けて、専門家を交え構造的な検討を十分に行い立替等との経済性も考慮に入れて計画する事をお勧めいたします。
積雪対策についての質問

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現在、落雪屋根の住宅に住んでいますが、道路や隣地に雪が落ちる事から無落雪屋根に 改修したいのですが、注意点を教えて下さい 単純に屋根だけを改修すると思わぬ弊害が出てくる事があります。無落雪屋根と落雪屋根では当初の荷重の設定が違うからです。無落雪屋根は一定の積雪(地方の積雪量による)に耐えられるように作られてありますが、落雪屋根の住宅は、その事を考慮していないか、一定の割合で設計荷重が軽減されています。初めから無落雪を予定して建てた家でなければ、建物の荷重負担を考慮して、構造の補強をしなければなりません。構造的補強を考えないで無落雪屋根に改修してまうと建具の開け閉めが困難になったり外壁にひび割れが生じたりするばかりでなく崩壊の危険もありますので十分に検討をしてもらう事が大切です。また、改修後の注意点としては、積雪状況によって雪下ろしが必要になりますし(多雪地域といわれている地域でシーズン2,3回程度)風向きによって雪庇が出来ますので注意が必要です。雪下ろしの時の堆積スペースを考えておくことも大切です道路や窓、通路を塞いでしまう様なことがないように気をつけましょう。さらに、小屋裏の気積が小さいと湿った空気がたまりやすくなり、屋根に雪が積もった状態では、結露が発生し、すが漏れの原因にもなります。小屋裏換気を十分に取り屋根裏面を断熱することも大切です。
落雪屋根の住宅で冬になると、屋根の雪が隣の敷地に飛んでいくので困ります。どうした ら良いのか教えて下さい。 方法はいろいろありますが、安価な方から説明します。
(1) 屋根面に雪止め金具を取り付ける。 屋根の葺き方(長尺葺き・横葺き等)によって取りつける金具が違い、また、その勾配や その地域の垂直最深積雪量によって設置個数が決まるので専門家に相談した方が良いでしょう欠点としては、鉄板を挟み取り付けるため、その部分から錆びたり、ひどいときには 鉄板を引きちぎる事もあります。また、融けた雪が軒先でつららとなり軒先を傷める恐れ があります。
(2) 落雪が隣地に飛ばないように、防雪柵を設置する。 落雪の衝撃に耐えられるようにかなり堅固なものが必要です。欠点としては設置場所によって採光や建物と調和しにくく、違和感がある、また、落雪が柵で跳ね返される事によって、外壁が傷む恐れがあります。
(3) 屋根をストッパールーフに葺き替える。 ストッパールーフは裏面からの熱に弱いので、天井の断熱と、十分な小屋裏換気が必要で 屋根面に発泡プラスチック系断熱材を敷き込みその上に施工します。欠点としては、大雨 の時、屋根の両端から屋根全面の屋根が集中して落ちるので地盤の排水や浸透性が悪いと 水浸しとなる恐れがあります。
(4) 屋根の形状を変え、隣地に雪が落ちないようにする。 敷地に屋根からの落雪空間がある場合は屋根の落雪方向を変えるのが良いです。敷地に 落雪空間がない、無落雪屋根が適当です。無落雪屋根はスノーダクト方式と、緩勾配屋根 方式があります。 スノーダクト方式 M型屋根ともいい、屋根に雨樋を設け、解けた雪を水としてパイプで流す方法です。欠点 としては、排水パイプが凍ったり、詰まったりしないように年に2.3回の点検が必要 です。 緩勾配屋根方式 勾配は1/100程度で融けた雪だけ水となり自然に落ちる方法です。
窓・ガラス関連についての質問

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窓をリフォームしようと考えています。今までガラスの結露がひどかったので結露しにくいガラスを探しています。アドバイスが何かありませんか? よく「床、壁、天井を改修したのにサッシ、ガラスの結露が改修前よりひどくなった。」と言う例もあります。これはサッシ、ガラスの改修を同時に行わなかった為におこる現象です。リフォームする時はサッシ、ガラスも忘れずに!ガラスには大きく分けて単板ガラスと複層ガラスがあります。また、最近はLOW−Eと言う高断熱ガラスがあります。複層ガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を封入して、室内外からの熱の移動を遮断した物で、単板ガラス約2倍の断熱効果があります。また、この空気層により室内側のガラスが冷えにくいので結露が生じにくくなります。LOW−Eガラスは、上記の複層ガラスに特殊金属膜を施した物で単板ガラスの3倍、複層ガラスの2倍の断熱効果があり、結露の発生を大幅に軽減します。
法規的な問題についての質問

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リフォームに際して使ってみたい建材があったのですが、内装制限にひっかかるので ダメだと言われました。内装制限ってなんですか? コンロ台、釜等を設置しているへやを火気使用室と言います。一般住宅では、台所やボイラー室を指します。「内装制限」とは、室内や避難経路(大勢の人が利用する建物)における壁と天井の仕上材料を防火上(避難上)支障がないように制限する規定であり、火災の拡大を防ぎ、生命の安全と財産の保護を図る事を目的としています。ダイニングキッチンの様に居間と台所が一体となっている部屋や暖炉等が設置されている部屋は、その部屋全てが「内装制限」の対象となります。(規定を満たした下がり壁を設けた場合の免除規定あり)ただし、季節的に設置される暖房器具は対象から除かれます。このように法的な規制がありますので、詳しくは建築士に問い合わせると良いでしょう。
資金計画等についての質問

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公庫のリフォームローンでリフォームを考えています。アドバイスをお願いします。 リフォームを行う場合、まず、何を行うか、何が問題なのか、問題意識を持つことが大切です。そして、それを解決するためにはどの様にするか?それに対する工事計画、資金計画、と順序よく進めていくことが大切です。公庫には、リフォームローンとクイックリフォームローンの2種類があり、前者が改築(全面、一部、水廻り設備)増築、修繕、模様替え、耐震改築等のメニューがあり、後者が水廻り設備のみとなっています。融資額は一般リフォームローンの場合、公庫の基準金利に該当する場合、1,000万円まで修繕、模様替えについては500万円まで、基準金利の適用としては、バリアフリー、高齢者等対応設備、長寿社会対応住宅、断熱構造化、省エネ型設備設置を行う環境共生住宅、長期対応住宅、耐震改修工事等を言います(平成12年6月現在)融資に関しては、細かい規定がありますので、取扱金融機関や建築士相談するのがよいでしょう。特に工事金額の8割が融資金額の上限と言う点に注意しましょう。また、工事費の他に税金、登記費用、手続き費用、設計費、仮住まい費等にお金がかかることを考えておきましょう。
水まわりに関する質問

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キッチンの使い勝手をよくしたいのですが……… 「使い勝手」というのは、「Aさんに使いやすくてもBさんには使いにくい」と いったように、万人に適合するものではありません。トラブルの要因で多いのは業者にまかせておいて「客:イメージが違う」「業者:良かれと思って考えてやってあげたのに」というようなものです。整理しておくポイントは
(1) 使いづらいと感じている部分、」あるいは要因
(2) どんな手順で台所仕事をしているか
(3) 現在、台所に置かれているもの
(4) 今後、購入の予定がある調理機器及びその寸法
経験の豊富な専門家は、生活形態の正確な情報や明確な要望事項が得られれば、使う人 にとっての最善の提案が出来ます。例えば、「流し台や調理台を大きい物にしたい」 「ガス器具を最新式の大型にしたい」場合に、ゴミ箱のスペースを考えてあるとか、又、 大型のガス器具にした場合に十分な空気の供給が出来る状態なのか、も併せて考慮します。特にゴミの分別収集が始まっている地域では、2〜3の分別が必要なので場所をとらざる を得ません。また、流し台の位置を変える工事になると、配管の増設、改修工事が伴うた め、床下の工事が必要になって費用がかさむことにもなりますので、配管が取り替え時期 にきているようでしたら併せて工事をしたほうがより経済的です。いずれにしも、判断基準となる情報が多いほど、使いやすい台所になります。
浴室とユーティリティーの改修を考えていますが、留意点について教えて下さい。 最近は戸建て住宅でもユニットバスを使うことが多くなりました。浴室内の温かさと、 配管の作業が簡単なためですが、材質がFRP製の場合は、パネル表面に傷が付きやすい のが欠点です。パネル自体の厚みは3mm程度なのでビス等を用いて棚のようなものを 後から取り付けることは好ましくありません。 浴室内の雰囲気を変えるのならば吸盤の付いた写真やパネルが、各メーカーで扱っているものがあります。後付専用のアクセサリーもありますが、これらは取付可能な位置がありますので、専門家に任せた方が良いでしょう。また、既存の浴室を解体した際は木材、及び断熱材の損傷があると思いますので施工店によく点検してもらって下さい。熱源供給の方法が変わる場合はボイラーの設置箇所も考慮しなければなりません。 ユーティリティーは洗濯物を干すスペースとして利用されている方が多いと思いますが、 その場合は湿度が高くなり結露が発生しやすくなります。 洗濯物を干す場合は浴室との間のガラリ等を解放して浴室の換気扇を回し続けると、結露 の発生を減少させることが出来、洗濯物を早く乾かすことが出来ます。ユーティリティー を収納スペースとして活用することは可能ですが、上記のように湿度の高い場所となりますので湿気に弱い物を収納しないようにすることが重要です。
20年程前に新築した住宅ですが、今度、水廻りの改修を考えています。トイレ、浴室、 洗面所、キッチンの改修についてアドバイスして下さい。浴室は古くなっており、当時 モルタル仕上げで施工されていますし、トイレも和式のくみ取り式ですまた、この地区は 近く水洗化される予定と聞いています。 水廻りの改修については、電気、給排水設備が大きく絡む工事であるため一般部分より 改修費が多くかかると思います。浴室の改修については、築年数が20年であることも あって、浴室廻りの壁、柱、土台等への影響も考えられることから、改修により浴室を 解体した際の状態によっては、周囲の部屋の改修も絡むことが考えられます。また、浴室については、近年普及率が高いユニットバスの検討をお勧めします。その際には高齢化対応として、落とし込み浴槽タイプや脱衣室との段差の解消、浴室内の手摺の設置、水栓の レバーハンドル化等についても検討が必要です。 キッチンの改修については、給湯設備も考慮した改修を考え、浴室と同様の給湯方式が 経済的と考えます。また、キッチンの水槽の大きさや調理台の高さもメーカーや仕様に よって色々あるので、使用する人の使いやすい物を選択必要がありますし、水栓についても浴室と同様にシングルレバー式の物を選択された方が良いと思います。 トイレの改修については、高齢化対応を考慮し洋式で手摺の設置もお勧めします。また、 近々水洗化が予定されているのであれば、その下水道が合流式か分流式かを確認し、分流 式の場合は住宅に係わる雨水は下水道に流すことは出来ませんので、別に配管することになります。汚水、雑排水については、下水道基準があり従来の排水管は利用出来ないことが考えられるので、住宅の外周の排水管経路の検討も必要です。下水道による水洗化については、その市町村によって工事費補助や貸付制度がある場合がありますので確認が必要です。
収納等についての質問

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収納スペースが少なくなってきたのですが、家の余っている空間を有効活用するような 方法はありますか? 住宅内で限られた面積を有効に使うためにはデッドスペース(小屋裏、床下、階段下、廊下、間仕切り壁など)を活用し、収納スペースとして利用することが必要です。現在の 住宅を改造する場合は間仕切り壁や廊下等に作りつけの収納棚や天袋を設置する方法が、 既存の部分に開口部を開ける必要がないために費用もあまりかからず一番簡単な方法と思われます。この場合は壁面と色をあわせるなどして、違和感を無くすような工夫をするのがよいでしょう。また、小屋裏や床下に収納庫を設置すると居住スペースを減少させることなく大幅な収納スペースを確保することが可能です。しかしこの場合は断熱層がとぎれないように施工する必要が出てきます。階段下は収納スペースに限りがありますが断熱層に影響をあたえず、既存の居住スペースを減少させないメリットがあります。このように現在お住まいの住宅のデッドスペースを探して、予算や必要な収納スペース量を考慮に入れて検討してみてはいかがでしょうか。ただし、床面積が増加するなどのばあいによっては建築確認申請の手続きが必要となる可能性もありますので注意が必要です。 *床面積が10m2を超える場合は確認申請が必要となります。一部地域によっては全て 確認申請が必要となります。
外壁・屋根等に関する質問

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現在、サイディング張りの外壁で、乾式タイル張りに外壁改修をしたいのですが、どのよ うな方法が良いのか教えて下さい。 一般に外壁改修で良く行われる方法はサイディングの上に胴縁等で通気層を設け、それに サイディング材を取り付ける方法です。しかし、乾式タイルの場合、重量がかなり重い 為前記の方法ではかなり難しいと考えられます。この工法で行うには専門家とよく相談し 強度計算等を行い、安全を確認してから施工して下さい。お勧めする方法は、現在張って あるサイディングを剥がし、土台、柱、梁、筋交い等が腐食していないかを確認後、 グラスウール等の断熱材の充填を確認し、足りなければ追加充填を行います。その後、 通気層を設け、乾式タイルを張った方がよろしいと思います。この方法だと建物全体荷重 も軽くなり、地盤の沈下等の心配も少なくなります。どちらにしても建物の状態や条件に よって、施工方法は大きく変わりますので、信頼できる専門家に相談することをお勧めします。
木造住宅のモルタル外壁を塗装材かサイディングで改修したいのでそれぞれの特徴と 施工上の注意点についておしえてください。 木造住宅の外壁仕上げにおいては最近、乾式外装材(サイディング)がかなり使われて いますが、10数年前まではモルタルリシン仕上が一般的で改修の時期を迎えている住宅 も少なくありません。改修動機としてはモルタルや塗装の傷みよるほか、断熱改修や 通気層の新設が目的のものもあります。改修方法を塗装とするかサイディングとするかは モルタルや塗膜の老化状況、木材や軸組み及び断熱材の健全度、住宅の寿命、更には 通気層の有無などを総合して検討し、単に施工費だけではなく建物の耐久性を高め、寿命 を延ばす合理的な方法を選択しなければなりません。
(1) 塗装による改修の注意点 改修に適当な時期については一概に決められませんが、早過ぎるのは、勿論、遅すぎても 不経済になります。一般的には塗膜の劣化がかなり進んでいる物のこれによる下地等への 影響がまだない時期が、塗り替えには最適で経済的と言えます。この場合劣化塗膜は ケレンして凹凸はポリマーセメントモルタル等で補修の上、再塗装することにより入念な 下地調整が必要となります。モルタルの大きなクラックはエポキシ樹脂圧入、一般の クラックはUカット後シーリング材やポリマーセメントモルタルで充填しその後シーラー処理を行って塗装の工程に入ります。塗装工事は気温5度以下の時や湿度85%以上の時はさけ、天気の良いときに行います。また、現在の外装用塗料は性能が非常に高い反面、 透湿性の小さい材料は壁の密閉性を高めるため在来のモルタル壁のように通気性のない外壁では断熱材や軸組みなどにとって好ましくない要因となり得ることにも注意が必要です。
(2) サイディングによる改修の注意点。 サイディングは工場生産のため安定した品質が期待でき、施工条件の制約も少なく、 現場養生期間も塗装の熟練工不要ですが、モルタル壁に比べて密閉性の高い外壁材のため 通気層を設けなければ断熱材や木材にとって悪条件となり易いと言えますボード系の場合 吸水による凍害が懸念されるので切断後の切り口はシーラー等で処理し、表面仕上げに付いた傷は指定の塗料で補修する必要があります。また、各部の雨仕舞いを工夫して水が 停滞しないようにする必要があります。金属系の場合は切断時の切粉や表面の傷による錆に注意することとまた、法的に防火性能が要求される部分では所定の性能を持った認定品 かどうかを確認する必要があります。
雨漏り等に関する質問

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すが漏れして困っています。どうしたらよいのか教えて下さい。 すが漏れは、冬期間、屋根から起こる雨漏りで屋根に積もった雪が下部からの熱によって 融け、軒先の部分で凍結してつららとなり、これよりも上部の屋根上では氷提ができ、 溜まった水が水圧や毛細管現象で漏れる現象です。 起こる原因と解決方法をつぎに列記します。
(1) 下部天井面の断熱性能が低くく、小屋裏の換気が不十分であるために発生します この場合の解決策としては、天井面にブローイング等の断熱材を施工する。この時、天井 が天井が断熱材の重さで落ちないように吊り木の補強も必ず行う。小屋裏換気口も風が通り易いように取り付け、換気位置にもよりますが、有効換気孔面積の1/250以上設ける様にします。
(2) 屋根の勾配が緩いか、または、屋根のすべりが悪く雪が落ちにくい。または屋根面 に雪止め金具を取付、雪を落とさないようにしている。この場合の解決策としては、屋根の上に雪が積もっていなければいいので屋根勾配を急にするとかペンキを塗って滑りをよく し雪が落ちやすくします。しかし、屋根の勾配を変えるためには、かなりの金額がかかり また、隣地に雪が飛んで行く弊害もあります。 上記の方法で施工出来ない場合(天井ふところがないなど)は屋根面に発泡プラスチック 系断熱材を敷き込みその上に板金を施します。
断熱・気密等に関する質問

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木造住宅の天井断熱、壁断熱にグラスウールを吹き込みたいのですがどの様な点に注意 したら良いでしょうか? 最近の木造住宅では、新築並びにリフォーム時の天井断熱中心として、グラスウール、ロックウール、セルローズファイバー等の繊維系断熱材を吹き込む工法が相当普及しています。これまでの大工施工にたよっていた、天井断熱の施工上の問題点が、施工業者の専門化で施工精度が高くなり、改善されています。しかしフェルト状断熱材と同様に透湿性 があるため、防湿材との併用と小屋裏換気が必要になります。外壁断熱では、施工後の 垂れ下がり防止のために、従来のブローイング材に接着剤を混入し、施工部位に充填した 後、固形化させる断熱材注入工法があります。そして天井断熱と同様に防湿層並びに防風層(雨水や外気から断熱材を保護するための空気層)が必要です。防風層にはボード状 防湿材または断熱材を使用した方が良いでしょう。
防音対策等に関する質問

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排水が流れにくくて、キッチンや洗面所からいやな匂いがしたり、ゴボゴボという音が響いて来るのですが直りますか? これらの原因の多くは、排水管の通気の悪さにあります。この原因を取り除けば悩みは 解決する場合が多いのです。排水管にはトラップという物が必ず付いています。洗面台の 下を覗くと排水管の途中がS字状に曲がっています。これがトラップでこの部分に水が 溜まり排水管の中の匂いが上がって来ないように蓋をしています。形状は違いますが、 台所の排水口にもトラップは必ずついています。この部分に溜まった水を封水といいこの 水がなくなると、匂いや音のする原因になります。例えば醤油差しには穴が2個ありますが片方を塞ぐと醤油は滑らかにでません。つまり、排水を滑らかに流すには、空気を取り 入れる穴が必要なのです。最近の住宅では2階にも便所や洗面所がある場合が多く水を流すと排水管には、大きな引っ張る力がかかり、ちょうど管の中が一時的に真空状態になり、封水を無くし、また他の排水管では、室内から空気を引っ張ろうとしてゴボゴボという音がします。このようなトラブルは通気を考えることで解決します。 *施工のポイント これから建てる住宅では、排水管全体の通気を確保する通気管の設置が望まれます。この 場合、通気管は排水管から小屋裏や室内の高い位置に立ち上げ管の先に通気弁を取り付けます。既存住宅では、台所や洗面台それぞれの排水管に市販されている通気弁を取付れば 容易に解決します。お困りの方は配管工事屋さんにご相談されると良いでしょう。 *ダブルトラップの場合 最近、屋外の排水升の手前にトラップを付けることがあります。(基本的に一つの排水経路にはトラップ一つが常識です)ここにトラップを付けると、排水時に排水の中に残っていた空気が逆に圧縮され排水されていない他の排水口から排水管の空気が出てきて、 ゴボゴボ音の原因になります。このような場合は、通気の確保では直りません。排水升の 所にあるトラップを撤去してもらうことになります。または、このトラップと排水器具の トラップとの中間にミニ通位弁を取付、排水時の空気の吸い込みや出を確認できるように 一箇所取り付けて様子を見るのも一つの方法かと思います。
フロアー張りの床を歩くとパキッと音がします。また家具を移動したり、物を落として傷 がついてしまうことがありますが、良い補修方法を教えて下さい。 通常、フロアー張りの床の場合、根太の上にコンパネ等の合板を張り、その上に仕上げ材のフロアーを張ります。それぞれの材料は釘と接着剤で張っていますが釘打ちの不足や 接着剤のつきがあまいと材料間に隙間が生じて荷重がかかるとその部分に床なりが生じます。特にパキッという音は、接着剤切れにより起こります。これを直す場合、多少のことであれば、フロアーを剥がさずフロアー用スクリュー釘を問題の箇所に打ち込む事で解決 します。フロアーの傷は傷の度合いに応じて部分張替または木部専用補修剤が考えられます。補修剤使用の場合、時間と費用はかさみません、小さな傷でしたら市販されている補修剤をしようしてご自身で、補修してみるのもいかがでしょうか。無理のようでしたら 専門業者に相談しましょう。また、木下地の腐食や収縮、家自体の歪みが原因で起こる 床なりの場合があります。下地の点検後の補強、または、床面全体の下地を新しくする 必要があります。フロアーの張替理由として、傷の多さ、つやの有無、そして直射日光や 暖房機器による床面の温度上昇、乾燥によるクラック(ひび割れ)の発生が考えられます 日頃からお手入れに注意されますと長持ちいたします。お手入れ方法としては2〜3ヶ月 に1度木質床材用の樹脂系ワックスを掛けると美しい光沢が保たれますし、長持ちします。
分譲マンションに住んでいます。現在はカーペットを敷いていますが、木質系フローリングに変えたいと考えています。階下に伝わる音が心配です問題はないのでしょうか? 以前はマンションの床仕上に、カーペットの直張りが普及していましたがダニの問題を 契機に木質性床材を使用する所が多くなってきました。カーペットの場合は通常の生活音 を吸収するので、それほど心配がありませんでしたが、木質は音を反射しやすいので不安 を感じると思われます。この音の問題を解消するために裏に特殊クッション材を使用した 防音フロアーが普及されています。しかし階下に伝わる音は、防音フロアー使っただけでは解決しません。今回は木質系フローリングに張替る場合の注意事項をいくつか取り上げます。
(1) 木質系フロアー ・防音クッション材が付いている商品と付いていない商品があります。 ・遮音等級がいくつかあります。等級によって遮音性能が違います。 ・商品の厚みもいくつかあります。
(2)床コンクリートの厚さ ・床の厚さによって遮音性能がちがいます。 ・床の厚さが表示されていない場合は、マンションの管理会社に問い合わせして確認 すると良いでしょう。
(3)付随する注意事項 ・床の厚さが変わるので、建具や配管設備、暖房設備にも影響が予測されます。業者との 事前チェックや見積内容にも注意が必要です。
今、マンションに住んでいます。娘がピアノを習いたいと言うので、部屋の防音対策としてどの様な事が考えられますか? いくつかの方法が考えられますので、例をあげてみましょう。
(1) 既設サッシの遮音性能が悪ければ、窓ガラスを厚い物に変えるか、サッシを防音 サッシにする。または、サッシを2重、3重に取り付ける。
(2) カーテンは、天井から床まで一杯に取り付け、ひだをたっぷりとった厚手の布地を 使います。
(3)ピアノは界壁から離して置き、脚の下に坊振性の高いゴムクッション等を置きましょう。金銭的に余裕があれば、床を防音フロアー直張りで施工する方法をお勧めします。
(4) 安価な方法としては、壁に石膏ボードを一枚増し張りする方法もあります。
マンションでの音の問題は窓周と床がほとんどです。壁からの音が問題になるようであれば、仕上に吸音材等を使用した方が良いでしょう。また、換気口からの音漏れも大きな 起因になりますので、その都度閉めると良いでしょう。 ◇ 高額になりますが、ここにリフォーム例をあげます。 床:木造住宅には、防音フロアー、マンションでは直張り防音フロアー、また、床下配管 が容易な置き床フロアー。 窓:隙間のない遮音サッシ(Ts−25等級以上)をおすすめします。 ドア:気密性と遮音性の優れた防音ドア。 天井:壁と床の遮音性能を良くすると、音の反射が気になります。その場合は吸音性能を もつ材料(ロックウール基材等の天井材)が有効です。 間仕切り壁:壁全体に遮音シートと防音コーキングの併用で、隙間を塞ぐことがポイントとなります。 以上のように、音を遮る効果は、材料が重いほど上がり、同じ重さの材料なら厚さが増す ほど効果が上がります。しかし全ての材料を重く、厚くするのは現実的ではありません。 実際は、構造や材料の組み合わせによって遮音性能を確保しています。
設備等に関する質問

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給水管から赤水が出るようになりました。良い処理方法を教えて下さい。 通常、水廻りの取替 工事時、あわせて給水管の配管工事をとりおこないます。大規模な改修の場合、NPC パイプライニング工法があります。この工法は施工後10年以上経過し、赤水や水量不足 が生じている老朽管を施設したまま、クリーニングし、内部を防錆塗装する工法です。 利点としては、完全な防錆効果(耐用年数10〜15年)経済性では、新管取替の 1/2〜1/3以下の負担で済みます。また、工事時の断水時間は短縮します。
施工方法 (1) 準備工事(仮設配管工事):各家一箇所、給水カランを取り付ける。 (2) クリーニング工事:サンドジェット工法で給水管、揚水管、枝管、の順に管内を クリーニングする。十分に管内エア乾燥する。 (3) ライニング工事:空圧噴射式ライニング法で行う必要に応じて熱風乾燥する。 ◇ 工期は4〜5日間で完全断水時間は仮設切り替え時だけです。 *サンドジェット工法とは、1次加速装置で加速された砂と空気の混合流体を2次加速装置で適性流速にまで加速すると同時に流量制御装置で砂の混合比を適正値に調整し、 いわゆるサンドジェット流を発生させ、管内の錆を除去する工法です。
オール電化についての質問

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将来、年をとった時のことを考えて、オール電化のリフォームを考えています。どの様な点に注意したら良いでしょうか? 電気ならレンジでも火の心配がなく、灯油やプロパンガスのように量が少なくなって注文 する面倒もなく、タンクの場所も取らないという考えでリフォームをされる方が多くおられます。オール電化のリフォーム工事は、ガスレンジ、灯油やガスの給湯機器と暖房機を 電化機器に変更し、それに伴う配線工事が主な方法です。まず配線工事として、電化機器が200V使用機器ですので、200V(単相3線式)配線が必要です。200Vは 100Vと比べて安全性も高く、100V機器より2倍のパワーを持っていますので同量 の仕事を半分の時間で片づけます。つまり、電気使用量はほぼ同じになりますので、 電気代はほとんど変わりません。しかし暖房機器の場所や配線に気を使います。配線は 主に壁を剥がさずに天井スペースを使用します。次に、電化機器についてご説明します。電気温水器は、電気料金の安い夜間時間帯にお湯を沸かして貯めておく「湯沸かしポット」 の様なものです。錆びにくいステンレス素材のタンクを厚みのある断熱材で覆い、深夜に 85度以上に沸かしたお湯が一日熱いまま使えるほど、保温力が良く、耐久性に優れています。注意点として家族構成に合わせたタンク容量を考えることです。たとえば4人家族の場合は、370〜460g級が目安となります。クッキングヒーターは、熱源が電気 のため炎がないので不完全燃焼やたち消えの心配がない安全性と燃焼による空気の対流が 発生しないので油汚れが広がらずクリーンなキッチンになります。直接加熱方式なので 熱効率も高く、ガスが約35%なのに対して70%以上と優れていますので、効率よく 短時間で調理できます。 *ヒーターには4種類ありますので簡単に説明します。 ◆ 電磁ヒーター(IH):磁力線の働きで、鍋底そのものを発熱させて加熱します。 安全性が高く、熱効率も最高の80%で火力が高く炒め物やパスタ等のハイパワー調理が得意です。 ◆ハロゲンヒーター:強力なハロゲンランプが発熱し、ハイパワーで高温にします。 熱効率は約70% ◆ ラジエンドヒーター:リボン状のヒーター線が、たわらかい光を放って赤熱します。 熱効率もハロゲンとほとんど同じで、熱分布が良いため加熱むらが、ほとんどありません ◆ シーズヒーター:ニクロム線の発熱体を錆に強いパイプで保護しヒーターを扁平に渦巻き状にしたものです。以前に比べて衝撃に強く、耐久性にも優れています。価格もお手ごろで据え付けも簡単です。 *電気蓄熱式暖房器具は、夜間の深夜電力を使って蓄熱レンガに熱を蓄えて輻射熱中心の 暖房です(ファンタイプもあります)燃焼ガスが発生しないので、空気を汚さず、換気も 僅かですみます。輻射熱なので室内の温度むらがほとんどありません。しかし、高断熱・ 高気密の住宅でこそ効果が得られるので、お考えの際は、断熱改修と気密化改修をする 必要があります。詳しくは北電ライフシステムや専門業者問い合わせ下さい。また、停電 になったときの心配もあるかと思いますが、年平均14分程度です(ほくでん調べ)災害時の停電では他のエネルギーも電気がなければ使えません。電化住宅だけ困る訳でもなく むしろ給湯用のお湯が蓄えられているので逆に安心です。また、普及工事で一番早いのが 電気です。ほかに電気融雪機器としてロードヒーティングや電気融雪槽、ルーフヒーティング、電気融雪マット等があります。
その他の質問

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住宅の部位で、リフォームしなければならなくなる目安は? 柱や梁、床、基礎など建物の骨組みの部位は15年〜25年で点検が必要です。 電気設備機器、ガス湯沸かし器、暖房機器類は7年〜8年で部品点検か交換がひつようになってきます。 ・金属板の屋根 塗装を5年ごとに塗り替えすると長持ちします。また、20年程度での張替が一応の目安 となります。 ・外部建具 2〜3年ごとの調整、20年ぐらいで取替が必要となります。ドアチェックは油漏れが 生じたら(5〜7年)取替です。 ・木製建具 建て付けの調整は「くるった状況」で随時行いましょう。丁番、取って類は、15年ぐらいで取り替え時期になりますが、止めているビスの締め付けは「がたついた」ときに直ちに行うと建具を傷めません。 ・水栓器具 カランのパッキンの交換は7〜10年。給水管、排水管、ガス管の接続部分は20年位で 取替る必要がありますが、特に給水管は赤錆色の水が出だしたら取替時期だと判断できます。ガス管、給湯管のゴム管は3〜5年で取り替えるとよいでしょう。 ・床下 防腐処理は、メンテナンスの難しい部分ですが、7〜8年ごとに再処理するのが良いでしょう。実際には、以外と費用がかかりますし、作業性も悪くほとんど手を付けていないのが実状です。
築20年経過した木造住宅を増改築しようと思います。実際に工事が始まる前に準備することや注意することがあったら教えて下さい。 増築とはいえど、規模によらず騒音が発生しますし、工事関係者の車が普段と異なった状況で往来しますので、いずれにしても近所の方に迷惑がかかります。工事を始める前 には、近所の方に挨拶しておくことが大事です。近所の方とはこれからもおつき合いすることでしょうから、挨拶は業者任せにしないことです。挨拶の範囲は隣の方だけではなく万が一にも工事車両が迷惑を掛けた場合のことも想定して、道路で仕切られた1区画と 道路向いの4〜5軒程度を目安にしましょう。挨拶の品は気持ち程度で良いと思います。工事開始の時には、実際の職人さんや施工管理者と顔合わせをして工事が無事行われるように直接、話しをしておくと工事 の最中も順調に進捗しますし、雑な工事になってしまうことがありません。 また、住みながらの増改築工事であれば、なにかと職人さんも気を使うものですが、施主側も日常生活のパターンが異なるためトラブルが起きないとも限りませんので、コミニュケーションをよくとったほうが良いでしょう。 また一般に増改築の時には地鎮祭や上棟式は行わないケースがほとんどです。


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