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炉台作りに挑戦!

素人でも簡単にできる炉台作りの方法を紹介します。


←このようなレンガ造りの炉台を自分で作ってみましょう!

完成サイズ:1310×1310×H1120
「素人でも簡単にできる・・」とは言うものの、これが無きゃ絶対に無理!と言えるのが"根気"と"道具"です。
材料と道具はほとんどホームセンターで手に入りますが、道具は代用できるものがあればわざわざ揃える必要は無いと思います。
まずは材料と道具の説明からはじめましょう。
@普通ポルトランドセメント。20K入りが4袋必要です。
Aモルタル用の川砂。セメントの2倍の量が必要となります。
Bスレート板12×909×1818が2枚必要。壁とレンガの間に入れて防火性を高めます。
C普通レンガ60×100×210、250個。
D目地スペーサー。商品名:楽目地。これがあるので素人でも正確な目地間隔を得られます。100枚入りが2箱必要です。
E右は金属製のコテ(中サイズ)、左はゴムコテ。用途は施工手順の中で説明します。
Fレンガコテ。モルタルをレンガに乗せる時やバケツの中のモルタルをこねるのに使います。
G左官バケツ。 3個用意しましょう。(うち2個は普通のバケツでも可)
Hマスキングテープ。壁や床の際に貼り、モルタルが付かないようにするために使います。
Iプラスチックハンマー。金づちはレンガを傷付ける恐れがあるのでこれを使います。
J水平器。楽目地を使っても微妙に水平・垂直が狂ってきますので時々水平を確認しながら積み上げていきます。
Kスポンジ。表面の余分なモルタルを拭き取るのに使います。
 
L電動丸鋸。刃はダイヤモンドソーを付けます。レンガ切断用。レンガの表面に浅い切り込みを入れて、後はハンマーでポン!
Mスケール(巻尺)。当然寸法を測るための物です。5.5メートル物が割安のようです。
N木ネジ 。38ミリ程度の長さのものが約800本。やはり電動ドライバーが欲しいですね。
O電動ドライバー。ホームセンターで安いものなら4〜5千円であります。このさいだ思い切って買っちゃえ!

さて、いよいよ作業開始です。 
今回新たに施工する前はこんな感じでした。
最初は壁と水平に置いていたストーブを45度の角度に置いたために炉台が小さくバランスや見た目が悪くなり、思い切って作り直すことになりました。
したがって今回は旧炉台の撤去から始まりました。
それに伴いコンセントの移設や壁・床の補修が発生しましたが、新たに作る場合は当然この工程は除かれます。
元々炉台があったため床は完成後の総重量に十分耐え得る構造であり、特に床の補強工事は必要ありませんでした。
ここからが本番。
施工箇所以外の部分に養生シートを敷き、床のレンガをどのように並べるかを決め、床に寸法を割り出します。
レンガの目地は縦横共に10ミリですので、その分を計算に入れて寸法を割り出します。これは最も重要な部分ですので間違わないように落ち着いて行いましょう。

次に床面に木ネジを打ち込んでいきますが、これは何のために必要かを下欄の写真で説明いたします。
床に打ち込む木ネジは、床面と、レンガの下地となるモルタルが剥離せず一体となるよう、言わば鉄筋のような役目を果たします。
それとレンガが床面より12ミリ浮いた状態で水平を保つ役目もあります。そのため木ネジは狂いなく12ミリ床面から出た状態に打ち込みます。
12ミリの合板の切れ端等を使い、それを木ネジの横に添えて一本一本高さを調整しながら打ち込んでいきます。説明は簡単ですが実はこの作業はなかなか根気のいる部分かも知れません。
でも慣れてくると意外と簡単ですよ。慣れたころが終わるころじゃぁ、あまり意味がありませんけどね・・(^^)
ちなみに写真のような感じに45ミリ間隔で床一面に打ち込めばレンガをどのように置いてもコケることなく収まります。
木ネジを打ち終えたら、じかに踏まないようにそこにコンパネ等を敷いておき、次に壁に防火のためのスレート板を木ネジで打ち付けます。間隔は200ミリ程度です。
スレート板はモルタルの詰めしろを見込んで、レンガの積み上げ寸法より縦横共20ミリ程度短くします。切断は丸鋸を使います。

レンガを積み込む前にモルタルを作りますが、配合はセメント1に対し砂が2です。
あまり柔らかくしないよう水は少しずつ加えていきます。
柔らかさの目安ですが、レンガに乗せた状態で、レンガから流れてはみ出さない程度にします。
いよいよレンガの積み込みです。レンガは積み上げる前に水を入れたバケツに十分浸してください。乾いたままのレンガはモルタルが硬化する前にモルタルの水分だけを吸収してしまい、レンガと一体化しません。また不十分な場合もモルタルとうまく接着せず、乾いてから剥がれやくなります。
積み上げる順序ですが、床は最後とし、まずは壁側から積み上げていきます。床を最初に仕上げてしまいますと、完全に固まるまで人間が上がることは出来ません。それとせっかく仕上げた部分が汚れたり、目地のモルタルが剥離してしまうからです。
一段目はレンガと木ネジの間の空間にモルタルを敷き順番に並べていきます。
モルタルは木ネジよりも高くなる程度に敷き、レンガを乗せた後で木ネジにぶつかって止まるまでハンマーでコンコンと上から叩いて収めます。
レンガを割る場合は丸のこで裏表から切り込みを入れ、後はハンマーで軽く叩いて割ります。
 さて二段目からは、目地スペーサー(今回は楽目地を使用)を使って積み上げますが、このアイテムがあるおかげで素人でもきれいに積み上げることが出来ます。誰が積んでも縦横の目地が揃ったきれいな仕上がりとなります。
それと2m程の高さなら一気に積み上げることができるという利点があります。
モルタルだけで目地の高さを決めた場合はそうはいきません。重量によって下のレンガの目地は押し潰されてしまうからです。
二段おきくらいに水平器で水平と垂直をチェックしましょう。楽目地を使っているとはいえ、レンガの厚みにも多少の誤差がありますので、そのまま積み上げてしまうと一番目立つ最上段が波打ったような仕上がりになってしまいます。
高い部分は上からハンマーで少し強く叩くとスペーサーの爪がレンガに食いこみ1〜2ミリは下がりますので、小まめに目視によるチェックもしながら進めていきましょう。
最上段がまっすぐであれば、中間は多少曲がっていても目立たないものですが、やはりどこからどう見てもまっすぐな状態をめざしましょう。
壁の部分のレンガ積み込みはこれで完了です。
次は目地のモルタル詰めですが、壁をモルタルで汚さないよう、写真のように壁との境目に養生テープを貼ります。
ガムテープは後で剥がすのが大変ですので粘着力の強くないものを養生テープに使います。
もちろん養生テープとして数種類ホームセンターにもあります。
養生テープを貼り終えましたらゴムコテを使い、目地や壁との境目にまんべんなくモルタルを詰めていきます。
モルタルは積み上げるときより多少柔らかめにします。
ゴムコテで全体に塗り込めるように詰めていきますが、レンガの表面に付いたモルタルは後で拭き取れますので、恐れずに思い切り塗り込んでいきましょう!
 
 十分目地にモルタルが詰まったら、今度はレンガの表面に付いた余分なモルタルをスポンジに水を含ませて拭き取ります。
写真をみると、拭き取ったところとそうでないところが分かると思います。
それでも少し乾いてくるとまた全体に白っぽくなりますので、また同じようにスポンジで拭き取ります。
それを何回も繰り返すことにより、よりきれいに仕上がります。
 
さて次はいよいよ床の仕上げですが、モルタルはいっぺんに全面に敷かず、奥の方から床の3分の1くらいずつ進めた方が作業しやすいと思います。

モルタルは壁の一段目と同じく木ネジよりも高めに敷き、金コテでならし、奥のほうから順番にレンガを並べて、ハンマーで上からコンコン叩きながら高さを決めていきます。
目地の間隔に気をつけて、壁の目地とも揃うように注意しながら進めてください。
正面の斜めにカットされたものは、目立つ部分ですので割り口をブロックでこすりきれいに仕上げてから使用します。
その際、ブロックに砂を少し敷いて、水をかけてそこにレンガの仕上げ面を合わせてこすります。

レンガを並べ終えたら、壁と同じように目地にモルタルを詰めて、後は余分なモルタルを拭き取ります。
一連の作業が終了しましたら、養生テープを剥がし清掃をして、これで炉台は完成です。

所要日数はおよそ3日間です。
1日目は寸法出しと木ネジ打ち。
2日目は壁部分のレンガ積みと清掃。
3日目は床の仕上げと清掃、そして片付け。

3日程経ってモルタルが固まったらストーブを設置できます。
ただしすっかりレンガが乾燥するまでは約10日〜2週間かかりますので、その間はストーブを焚かないようにします。急激に乾燥させるとレンガとモルタルが剥離する恐れがあるためです。

ストーブを設置して煙突を取り付けたら作業は全て終了です!
どうでしょう、自分でも出来そうな気がしませんか?
お金をかけて専門業者に依頼するのは簡単ですが、自分で作る楽しみ、完成させた喜びを、是非味わってみてはいかがでしょう。
今回の例では普通レンガを使用していますが、頑強な耐火レンガや、種類や色合いも豊富なアンティークレンガを使って個性を表現してみるのも面白いと思います。


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